タケナガリキのブログ

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ヘアカラーの豆知識2

退色、色持ちはカラー剤であまり変わらない??


せっかく染めたそのカラー、出来るだけ持たせたいですよね。


持ちのいいカラーは実際にあります。


一般的には寒色に比べて暖色系の方が持ちが良いとされています。


寒色系のカラー剤は色のツブツブが少し小さいので、髪の毛の隙間に入り込みやすく染まる時間が早い反面同様に出て行ってしまいやすいので退色も少し早くなります。


逆に暖色系のカラーの場合は色のツブツブが比較的大きいので染まる時間も少しかかりますが一度入ると出てきづらく、持ちも少し長くなります。


その他に色味関係なく、カラー剤の色のツブツブが髪にたっぷり入っていた方が全部出て行くのに時間がかかるので、放置時間を長くする事で持ちが少し良くなります。


裏技的ではありますが、白髪染めをあえて少量混ぜるテクニックもあります。


ただ、実際に色持ちに一番影響しているのは普段使っているシャンプーです。
シャンプーの違いによるヘアカラーの持ちの違いに比べたら、最初に紹介したカラー剤の特徴等は誤差の範囲に入ってしまうほど小さい差です。


ヘアカラーを持たせたいなら、今よりちょっといいシャンプーを使いましょう。

 


そして最後に少し考えてみてください。

 

ヘアカラーの退色に対してネガティブなイメージを持つ方が圧倒的に多いですが、


色持ちが良い=カラーチェンジが難しい


という風にも言えるんです。


退色してきた時に
「これでまた新しい髪色に挑戦できる!楽しみだなー♪」
なんて思って貰えると、日々の退色の色の変化を楽しめると思いますよ。


勿論、自分のイメージがある程度決まっていて、カラーチェンジはほとんどしない方には全力で持ちのいいカラー剤のチョイスや配合をします。


ただ基本的には単純に色持ちよりも「退色の仕方がキレイで変化を楽しめる」そんなカラーリングがベストなのかなと個人的には思います。