タケナガリキのブログ

パーマとカットが大好きな美容師。原宿tetecoquetteタケナガリキのブログ

美容室でブローしてコテで巻いて可愛いよねーってそれ帰って自分でできるの?

私の得意な技術は、カットとヘアリセッターとそれをサポートするパーマを駆使して扱いやすいヘアスタイルを作り、そのヘア専用の扱い方をお伝えすることによってお客様の「自分でもできる」を実現し、手グシで簡単に再現できるヘアスタイルを提供する技術です。 私は、美容師になっていつも疑問に思っていたことがあります。 カットして、カラーしていよいよ仕上げ。 乾かし終わったら、ブローして、コテで巻いてスタイリング剤でしっかりスタイリング。 可愛いスタイルに仕上がりました。

でもちょっと待ってください。 そのブロー、コテ使い、スタイリングテクニック。 絶対自分じゃ出来ないよな…

果たしてお家で再現できるんだろうか?

なので私は仕上げの時に、ブローもしませんし、コテも使いません。(普段から使っている方には簡単、時短でできるブラシの使い方、コテの使い方をお伝えしています。)仕上げはドライと、スタイリング剤を馴染ませた手で手ぐしを通すだけ。 切り上がったスタイルをお客様がお家でやる時と同じ条件でスタイリングして可愛くする。 だからお家でも同じように手ぐしを通せば可愛いスタイルになる。

それを実現するために、カットとヘアリセッターとパーマの三つにこだわって普段から施術をしています。

その1 カットのこだわり

カットにも色々な方法があります。 お店によって教わる方法が違ったり、使う道具が違ったり。さらに美容師さん個人個人によって何を重視してカットして行くかが変わってくるので、同じ技術、同じ道具を使っても仕上がるスタイルは微妙に変わってきて、それが美容師さんの色になっていきます。 私の場合は上にも書いた通り、「ブローもコテも使わない」というのを前提条件にしています。 カウンセリングの時点で、デザイン的にもう少し軽い方が良いとか、もう少し短い方がいい、長い方が良いという場面があった時に「ここを軽く、短くすると少しブラシを使わないといけない。」とか、「少し重くしておくと乾かすだけでいける。」など、お客様にとって再現が楽な範囲の中でデザインを決めていきます。

ただ、そうなってくるとどうしてもデザインの幅が狭くなっていってしまうんです。 ブローもコテも使わないので、柔らかい雰囲気、毛先のカール感が作れない… なのでパーマにもこだわりを持っているんです。

その2 パーマのこだわり

パーマには 言い方は色々ありますが、パーマには「ウェーブパーマ」と「ニュアンスパーマ」という二つのかけかたがあります。 「ウェーブパーマ」は波打つようなウェーブでいかにもパーマといった質感のもの。 「ニュアンスパーマ」は毛先が曲がる、跳ねる、柔らかい質感になるもの。 僕が得意としているのは「ニュアンスパーマ」です。 ウェーブパーマの場合、スタイリングする時にムースを使ったり、乾かし方に工夫をすることでウェーブ感を出していくんですが、ニュアンスパーマの場合、いつもと同じ感覚で乾かすだけで柔らかいカールや毛先のランダムな動き、ワンカール等を作ることができるんです。 これをやってあげることによって仕上げの際にコテを使わなくても「ドライと手ぐしだけで可愛いスタイル」を実現していきます。

その3 ヘアリセッターのこだわり

ヘアリセッターは聞きなれない方が多いと思いますが、スマステーションや沸騰ワードなどにも取り上げられた最近注目が集まっている技術です。 効果としては、根元からの量感調節が可能なので、毛量の多い方もすきバサミを使うのと違い、元々髪が少ない人のような質感に近づくことができる。 毛流れに対して邪魔をするような生え方をしている毛だけをピンポイントで切ったり梳かしたりしていくので手ぐしを通した時に髪が言う事を聞きやすくなる、面が整ってツヤツヤになる、割れグセ、浮きグセが治る等の効果があります。 これに出会った時、この技術は僕のためにあるんじゃないかと思いました笑 本当に扱いが楽になります。 まさに手ぐしを通すだけ。 ぜひ体感してほしいです。

この三つのこだわりを駆使して、乾かして手ぐしを通すだけで再現できるスタイルを実現していきます。