タケナガリキのブログ

パーマとカットが大好きな美容師。原宿tetecoquetteタケナガリキのブログ

軟毛でかかりづらい人にオススメ!クリクリクルクル”クリープパーマ”

こんにちはー!パーマ美容師のタケナガリキです。

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今回は、クリクリクルクルくっきりしたカールが特徴のクリープパーマについて説明していきたいと思います。

クリープパーマって普通のパーマと何が違うの?

クリープパーマは↓前々回の記事↓で説明したコールドパーマに分類されるパーマです。 takenagariki.hatenablog.jp では普通のコールドパーマと何が違うんでしょうか? 普段の営業中だとざっくりとしかお客さんにお伝えできていないので、出来るだけわかりやすく詳しいところまでお伝えしていきたいと思います!

こんな人にオススメ

軟毛でパーマがなかなかかからない。パーマのもちを良くしたい。より簡単にスタイリングしたい。大きめのカールをしっかり出したい。

コールドパーマに比べてドライしてもカールが残りやすく、カールがよりくっきりクルッと出てくれます。 特にしっかりウェーブ感を出したい時や、だれやすい大きめなカールをしっかりキープしたいときはクリープパーマがうってつけです。

クリープパーマはここが違う!

クリープ期

↓前々回の記事↓で紹介したように、パーマは髪の毛の”シスチン結合”を切断、再結合させることによって形状を保っています。

takenagariki.hatenablog.jp

ところが、髪の毛のその他のキューティクルや内部組織はもともとの状態のまま無理やり曲げられている状態になっているんです。

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パーマ施術中にこの内部組織が曲がっている状態に慣れてストレスの少ない状態になるまで、湿熱を与えて栄養剤を入れたりしてしっかり待ってあげてから”シスチン結合”を再結合させてあげることで、キューティクルや内部構造の戻ろうとする力が弱まり、従来よりも持ちの良いしっかりとしたカールを作ることができます。 この内部組織が馴染む期間の事をクリープ期というので、クリープパーマという名称になっているんです。

(乾燥させる)

クリープパーマの工程でクリープ期の後水分を飛ばして乾燥させる工程を挟む事があります。 乾燥させる事で髪の毛が収斂して、軟毛等普通のパーマだとなかなかかからない髪質にもパーマをかける事ができるようになります。 この乾燥までの工程を機械で行のうのがエアウェーブとして知られています。

比較

・コールドパーマ       濡れている時にしっかりカール  乾くと伸びやすい 柔らかい質感 根元からカール 持ちは2ヶ月位  繰り返しかけられる

デジタルパーマ       濡れている時と乾いている時のカールの差が少ない   乾くとよりしっかりカール 硬い質感 毛先中心のカール 持ちは4ヶ月位  繰り返しかけづらい 軟毛にもかかる

・低温デジタルパーマ      濡れている時と乾いている時のカールの差が少ない   乾くとやや伸びる 柔らかい質感 毛先中心のカール 持ちは3ヶ月位  繰り返しかけられる  軟毛にもかかる

・クリープパーマ(乾燥)      濡れている時と乾いている時のカールの差が少ない 乾くとやや伸びる 弾力のある質感 根元からカール 持ちは3ヶ月位 繰り返しかけられる 軟毛にもかかる

・クリープパーマ(乾燥なし)      濡れている時と乾いている時のカールの差が少ない 乾くとやや伸びる 弾力のある質感 根元からカール 持ちは3ヶ月位 繰り返しかけられる 

まとめ

一覧にしてみるとデジタルパーマや低温デジタルパーマと似ているように見えますが、仕上がりの質感が結構違います。 デジタルパーマはクリッと巻き髪のようなカールが特徴で、低温デジタルパーマはふわっと柔らかい質感。どちらも根元からのカールや、トップの立ち上がりをつけたいとなどには適していません。

クリープパーマはしっかりとした波状を根元から出す事ができます。 トップの立ち上がりや上の方から出すウエーブスタイル、パーマがかかりづらい方に最適です。

ちょうど昨日も1日でパーマが落ちちゃう硬毛のお客様にクリープパーマでしっかりパーマがかかりました。 いつもパーマがかからないorすぐ落ちちゃう。自分でやるとカールが出ないそんなお悩みがある方はぜひ一度相談してくださいね!

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